ロレックスやオメガなどの高級時計はNG?
ロレックスやオメガ、タグ・ホイヤーといった海外の高級ブランド時計は、ステータスの象徴として多くのビジネスマンに愛用されていますが、葬儀の場につけていくことに関しては賛否両論あり、慎重な判断が求められます。一般的に、これらの高級時計は「スポーツモデル」と「ドレスモデル」に大別されますが、ロレックスのサブマリーナやデイトナ、オメガのスピードマスターといったスポーツモデルは、ベゼルが太く、デザインも堅牢で厚みがあるため、カジュアルな印象が強く、葬儀には不向きとされています。一方で、ロレックスのエクスプローラーⅠやデイトジャスト(シンプルなもの)、オメガのデビルといったドレスモデルやクラシックなデザインのものであれば、ステンレスベルトで文字盤も白か黒であれば、葬儀で着用してもマナー違反とは言い切れません。しかし、高級時計であること自体が「富の誇示」と受け取られかねないリスクは常にあり、特に金無垢やコンビ(金とステンレスの混合)モデルは論外ですが、ステンレスモデルであっても「ロレックスをつけている」ということだけで、「見せびらかしている」「場違いだ」と不快感を持つ参列者がいる可能性は否定できません。特に、故人が経済的に苦労していた場合や、参列者の中に生活に困っている親族がいる場合などは、高級時計の輝きが無神経な行為として映ることもありますので、周囲の状況や自身の立場(喪主なのか一般参列者なのか)を考慮する必要があります。もし迷うようであれば、国産のセイコーやシチズンなどの、シンプルで実用的な時計(数千円から数万円程度のもので十分)に付け替えていくのが、余計なトラブルや誤解を避けるための最も賢明な策であり、高級時計は慶事やビジネスの場のために取っておくのが紳士の嗜みと言えるでしょう。